CL横浜2022 かんそう

お久しぶりです。

ポケモンカードゲーム チャンピオンズリーグ2022横浜大会に参加してきました。

 

使用デッキは2ヶ月前に決まっていたディアルガです(当然ですが本当に出られることになるとはこの時は全く想像もしていませんでした)。

 

 

タイムレスGXと同じ追加ターンを得る効果をもつVstar技のスタークロノスを見たときに、これはJCS2019のリベンジをするしかないと思いました。

(改めて後半のマッチングひどいな……)

 

実際にデッキを組んでみて何回か対戦をしたところ、スタークロノスさえ使えればどの相手に対しても対等以上に戦うことができるとわかりました。

ミュウやパルキアのように強烈に意識されて対策カードに苦しめられることもなく、世間的にはディアルガの構築は定まっておらず初見殺しが通じるだろうという見立てもありました。

とはいえミュウやパルキアと純粋に殴り合って負けるかもしれないという不安ももちろんありましたが、一度使うと言ってしまった以上撤回するのも恥ずかしいなと思い持ち込むことを決心しました。

 

結果は7勝2敗、オポネントが低く64位以内に入ることはできませんでしたがまずまずの結果を残すことができました。

当日のマッチングと対戦内容は以下の通りです。

1.ジバコイルディアルガ  マリィで止まって勝ち

2.わたはこびガラル三鳥 相手の事故で勝ち

3.ミュウ ボスディアルガV→ボスザシアンV→タブレット×3でディアルガVstarが飛んで負け

4.ハピナスミルタンク 後手マリィで相手たね並ばずたねぎれで勝ち

5.パルキア 相手事故で勝ち

6.パルキア 相手クイックシューター撃ち忘れ×2で勝ち

7.パルキア ザシアンしか用意できず後手2でおまもりザシアンが飛ばされて負け

8.パルキア マナフィ単エンド 後手2たねぎれで勝ち

9.ディアルガ 相手がずっとエネルギー引けなくて打点がでなくて勝ち

まずまずの結果とは言いましたが全部相手の事故勝ちです。

スタークロノスのおかげでリーサルが1ターン早まった利点はあったかもしれませんが、どのデッキを使っててもこの成績だったと思います。

「CLで勝った=強い」がいつでも成り立つわけではないということをご理解ください。

ちなみにCL横浜の前に参加した自主大会2回分の予選の通算戦績は7勝6敗なので自信を持って強いと言える構築ではありません。


 

構築はシンプルにドータクンと組み合わせました。

 

入っているのは普通のカードばかりだと思うので簡単に解説します。

ポケモン

ディアルガV 4-4

この構築のメインアタッカーなので最大枚数投入しました。

Vstarを3枚にするかどうか迷いましたが、進化できなくてパスすることが多くあったので4枚にしました。

・ザシアンV 1

1ターン目のボールはディアルガに使いたいので、ふとうのつるぎは使えればラッキーくらいに思っています。終盤に鋼エネルギー3枚で230ダメージを出すために採用しました。

ドーミラー-ドータクン 2-2

試合中に1体ドータクンが立てばいいので2-2の採用です。

メタルトランスのおかげでエネルギーの管理が楽になります。メタルブラストの打点を調整する、ダメカンが乗ったディアルガについていたエネルギーを新品のディアルガに移し替えて盤面のエネルギーの損失を最小限に抑えるなど器用に動かしましょう。

逃げエネが0のポケモンを用意しにくいのでメタルソーサーを使うためにディアルガをベンチで待機させることが難しい(ドローサポートを使う前にポケモンいれかえを引いてしまっている場合)のですが、ドータクンを経由すれば後引きのメタルソーサーでもバトル場のディアルガのエネルギーを増やすことができます。

ドーミラーのマヒで勝ちを拾えたことはまだありませんが、タイムゲイザー収録のドーミラーが逃げエネが1であることも含めて1番強いと思います。

クロバットV-ネオラントV 1-1

ドローサポートを使ったあとに足りないカードを探しに行くクロバットV、キバナやボスを確実に使えるようにするネオラントVの両方を採用しました。どちらも同じくらい使いますが強いて言えばクロバットVはもう1枚あってもいいと思います。

イベルタル 1

フュージョンエネルギーをミュウVMAXに固められてメロディアスエコー280点を連発されてしまうとどう頑張っても勝てないので渋々採用しました。あっても勝てるとは思っていないので開き直って抜いた方がよかったかもしれません。

 

サポート

・キバナ 2

前のディアルガが倒された時のリカバリーカードです。キバナでメタルソーサーをサーチして手札からエネルギーをつければ一気に3枚エネルギーが増えます。相手の想定を狂わせることができるかもしれません。対戦中に1回は絶対に使いたいので2枚採用しました。

スタークロノスを撃つ前の相手の番にポケモンがきぜつしていると、追加ターンでもキバナが使えます。

・ボスの指令 3

スタークロノスと組み合わせると相手の盤面を完全に崩壊させることができるため本当は4枚ほしいのですが、ボスの指令を使いながら盤面を強くできるほど器用なデッキではないので3枚に留めています。

 

グッズ

ポケモンいれかえ 3

ディアルガドータクンも逃げるためのエネルギーが3なのでふうせんが使いにくいです。

ダメカンが乗ったディアルガをベンチに下げてダメカンが乗っていないディアルガを出すために入れ替え系のカードは必要です。

基本的には相手のバトル場のポケモンにダメージを与えることの方が強いと考えているのであなぬけのヒモは採用せずにポケモンいれかえに統一しています。枚数は感覚です。

・大きなおまもり 2
相手の攻撃を耐えることができれば盤面のエネルギーの数は減りません。耐えることを祈ってスタークロノスに繋げましょう。

 

スタジアム

・崩れたスタジアム 2
ミュウとパルキア(とレジギガス)の展開の妨害に使います。自分のベンチのクロバットVやネオラントVをトラッシュするためにも使います。

応用としてダメカンが乗ったディアルガをベンチに下げる→ついていたエネルギーを新品のディアルガに移し替える→崩れたスタジアムでディアルガをトラッシュというプレイもあります。ディアルガの残りHP次第ではありますが覚えておくといいと思います。

1枚のみの採用だったのですが頂への雪道で止まってしまうことが多々あったので2枚に増やしました。

 

エネルギー

・基本鋼エネルギー 12

もともとは11枚にしていたのですが、早いうち引き込んでトラッシュに置いておきたいので12枚に増やしました。エネルギー転送を入れて現物のエネルギーを減らすことはディアルガではしないほうがいいと思います。

オーロラエネルギーを採用するとかがやくゲッコウガが技を撃てる、クロバットVMAXを採用して気軽にサイドを2枚取られないようにしつつミュウVMAXへカウンターができるなどのギミックを仕込むことができます。ディアルガである利点が損なわれそうに感じたので今回は採用を見送りました。

 

戦い方

基本的にはディアルガにエネルギーを固めて攻撃し、ダメカンが乗ったら別のディアルガにエネルギーを移し替えて攻撃します。エネルギーが5枚貯まったらスタークロノスから相手の盤面を崩壊させましょう。

 

不採用カード

ビーダル

基本的にはツツジのケアとして採用されると思うのですが、スタークロノスを撃てている展開ならば盤面だけでほぼ勝ちの状態にできるのでなくてもなんとかなると思いました。

グラエナ

グラエナを入れたところで上手なミュウには勝てない、ブロックスライダーでポチエナがたおされてしまう、そもそもオドリドリが出ていると新品のミュウVMAXを一撃で倒せないので入れる意味がないと思いました。デッキ枠的に1枚ずつしか採用できず、初手にグラエナが来てしまった時に博士の研究を撃てなくなるなどかなり窮屈になってしまったので採用を見送りました。アルセウスこくばに恨みがある人(?)は入れてもいいと思います。

ゾロアーク(げんえいへんげ)

ドータクンビーダルグラエナも採用したいとなるとこのカードが活躍しそうに見えるのですが、ゾロアークを立てるだけでは意味がなく別の1進化ポケモンをトラッシュに置くという要求が増えるので事故率が上がってしまうと感じたため不採用としました。

ディアンシー

ベンチのたねポケモンがボスの指令を受けないのはとても魅力的ではあるのですが、環境トップであるミュウはあなぬけのヒモ+ボスの指令を簡単に揃えることができる、パルキアはクロススイッチャーやキャンセルコロンの採用があり得るなどプリンセスカーテンが有効に働くかはかなり懐疑的でした。相手が勘違いしない限りはディアルガVstarを守ることができないこともマイナスポイントです。1枚だけなら採用してもいいかもしれません。

ディアルガ(s8a)

ミルタンク対策です。タフネスマント付きのミルタンクを一撃で倒せるようにジュラルドンではなくディアルガの方がいいと思います。ハピナスミルタンクの評価は高かったのですがCLでは当たらないだろうと思って対策を切りました。

・ワタシラガV

序盤に複数枚のボスの指令を博士の研究で巻き込んでしまった場合にほしくなる場合がありますが割り切りました。

ツツジ

スタークロノスと組み合わせるととても強いように思えるのですが、手札に干渉するよりもボスの指令で相手の盤面を破壊する方が強いです。使いたい時に使えるほど器用なデッキではないので採用するならワタシラガVとセットで採用したいです。

・トレッキングシューズ 

この手のカードは0枚か4枚かしかないと思っており、枠を作ることができませんでした。

トレッキングシューズを採用するためにトレッキングシューズで探しに行くカードの現物の枚数を削るのは本末転倒だと思っています。

・こだわりベルト

エネ6枚メタルブラストで大きなおまもりがついたVstarを一撃で倒すため、オドリドリ込みのミュウVMAXをエネ2枚メタルブラスト+スタークロノスで倒すためにほしい場合があります。前者はどうにかしてエネルギーをもう1枚つけることでケアができる、後者は崩れたスタジアムを貼ればオドリドリをトラッシュしてくれるのでなんとかなることが多いです。

 

簡単ではありますが以上です。

次のJCSはちゃんと環境トップのデッキと向き合うつもりです。またディアルガを使っていたら叱ってください。


最近のCLについて思うことはたくさんありますが、ルールに従って「いつか」が来るのを信じて頑張るしかないです。


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