CL千葉公認大会ベスト64 ピカチュウ&ゼクロムGX

チャンピオンズリーグ2019千葉(公認大会)に参加しました。

使用したのはジラーチ+マーシャドー+ピカチュウ&ゼクロムGX(以下ピカゼク)で結果は予選7勝1敗、決勝トーナメント初戦落ちとそこそこの好成績でした。

 

 

目次

1.デッキ選択・構築の経緯

2.採用カード

3.不採用カード

4.当日のマッチング

5.これからのピカゼク

6.最後に

 

 

 

1.デッキ選択・構築の経緯

 至るところで語られていることですが、フルメタルウォールまでの環境はピカゼクとウルネクとジラーチサンダーの3つのデッキのシェアが圧倒的に高いです。その3つに加えて前環境最強のルガゾロ、高耐久を売りにしたサナニンフ、フェロマッシ、ルカリオメルメタル、非GXデッキであるリザードンクワガノン、コケコカウンター、格闘三兄弟あたりが比較的よく見かけるデッキでしょう。

 最近のデッキの傾向として、ドローサポートの枚数が少なく、カプ・テテフGXの採用を見送りジラーチだけでデッキを回そうとしているデッキが多いです。ピカゼク以外のタッグチームはジラーチすら採用していません。以上のことから序盤はもちろん要所要所でやぶれかぶれを使って手札を4枚に絞ればイージーウィンができる確率が高いのではないかと考えました。

 やぶれかぶれで自分が事故っては意味がないので盤面を強くするかやぶれかぶれ後に保険をかける必要があります。まず1つ目の盤面についてですが、盤面だけで解決できるデッキといえばまずはウルネクが思い浮かびます。しかしコンセプト上ゲームの序盤でやぶれかぶれを使う上にベンチスペースがないので盤面が強いとは言えなさそうです。ピカゼクの場合はフルドライブが撃ててしまえば後続が自動的に準備できて盤面が完成します。そして1ターンでフルドライブを撃つことがそれほど難しいことではないということはみなさんご存知かと思います。また、やぶれかぶれ後の保険についてはジラーチを採用することでハイパーボールやサポートを引く確率を高めることにしました。やぶれかぶれ云々を抜きにしてもジラーチとピカゼクは相性がよく、1ターン目のフルドライブの確率を高めてくれます。

 よって、デッキはピカゼク+ジラーチ+マーシャドーに決定しました。そもそもピカゼクはカードパワーが高いのでやぶれかぶれが使えなくても多分勝てるだろうという目論見もあり、少ない練習時間で一番勝率が高くなると判断しました。デッキリストは以下の通りです。

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2.採用カード

ピカチュウ&ゼクロムGX3

 このデッキのメインアタッカーで、かならず2体動かすので3枚です。2体場に出してしまうと2体を倒されて負けてしまいますが相手よりも早くサイドを取り切ってしまえば問題ありません。タッグボルトGXを撃てた試合は大体勝つのでそれを目指しましょう。

ジラーチ3

 このデッキの心臓と言っても過言ではありません。入れ替え手段は多投してあるので3枚でも十分前に出せます。2枚でもいいらしいです。

マーシャドー3

 今回のコンセプトポケモン。少なくとも序盤と終盤の2回は撃ちたいのでスタート、サイド落ちをケアして3枚採用。

・カプ・コケコGX1

 闘弱点でない、タッグボルトが撃てない試合のGX技要因、麻痺や混乱の解除など利点はたくさんあります。あると非GX主体の闘デッキがかなり楽になるため1枚採用。

・カプ・コケコ♢

 ピカゼクを最強足らしめていると思っているカードその1です。基本的にはロストゾーンに飛ぶことが仕事ですがフーパが入っていることを野生の勘で察知した場合はマッハボルトを撃つ準備をしてください。

デデンネGX1

 やぶれかぶれ後の保険のカードその2。グズマを撃ちながらエレキパワーを探しに行く場面が多かったためカプ・テテフGXではなくこちらを採用しました。非GX相手にはエレキパワーが余るのでバチバチを撃つこともあります。出来る限りベンチに置きたくないので1枚だけ。

・ハイパーボール4 ネストボール3

 ネストボールで呼びたいポケモンはピカゼク、ジラーチ、コケコ♢の7枚しかないので4枚目のネストボールは過剰に感じました。ハイパーボールを4枚採用している理由の説明、必要ですか?

・ダートじてんしゃ4

 デッキを圧縮し少しでもやぶれかぶれ後の山を強くする、無理やり足りないパーツを引きに行くなど便利なカードです。この手のカードは入れるなら最大限積まないと価値がないと考えているため、4枚採用しました。たまに2枚とも切りたくないカードがめくれることがありますが割り切りましょう。

・エレキパワー4

 ピカゼクを最強足らしめていると思っているカードその2です。名前の通りパワーカードで、採用できる最大限の枚数を採用しない理由がありません。サナニンフ 、フェロマッシ相手には1回も無駄撃ちが許されないですがその他のデッキには1枚程度ならコストにしても大丈夫です。

・エネルギーつけかえ3

 1ターン目のフルドライブ、フルドライブ後のタッグボルトGXを成立させるためのカードです。もちろん多ければ多いほど確率は高くなりますが1ターン目に技を撃てなかったとしてもジラーチを前に構えておけばいいと思ったので3枚に留めました。

ポケモンいれかえ2、あなぬけのヒモ2

 ジラーチを前に出す用のカードたち。アブソルの存在を考えると4枚はここに枠を割きたいと考えており、ヒモは強いときと弱いときがあるため採用するか迷ったのですが中途半端に2枚ずつにしました。今回の対戦を通してヒモでよかった場面が1回、ヒモよりもいれかえの方がよかった場面が2回だったのでいれかえ4枚にすることをお勧めします。実はいれかえのURを4枚持っていないからヒモと2枚ずつの採用になったという裏話もあります。

エスケープボード2

 盤面のジラーチに1枚は絶対につけたいので2枚採用。3枚目の採用を考えたこともありますが、実質ハチマキの3枚目にもなるぼうけんのカバンの方が優秀です。

・こだわりハチマキ2

 対GXポケモンに対してエレキパワーの要求枚数を少なくするカード。HP260のGXポケモンはハチマキとエレキパワー4枚をフルに使わないとを1撃で倒せないため2枚採用しました。

・ぼうけんのカバン1

 エスケープボードとハチマキの2.5枚目として採用。単純に1枚で2枚をサーチできる上にデッキの圧縮になるためとても強いカードであると思っています。配信卓でジャッジにテキストを確認されて驚きました。

・フィールドブロアー1

 憎きフェアリーチャーム雷をトラッシュするために仕方なく採用しました。実際は2枚ないとサナニンフには勝てないのですが、マッチングする可能性は低いと考え、最低限足掻くための1枚だけに留めました。サナニンフ以外にも環境に蔓延るジラーチエスケープボードをトラッシュして妨害できるので弱いカードではありません。

・サンダーマウンテン♢

 ピカゼクを最強足らしめていると思っているカードその3です。カードパワーが高すぎてこのカードが引けた試合は大体勝てる気がします。

・リーリエ4

 1番強いドローサポートカードと信じています。やぶれかぶれの後に引きたいカードNo.1なので最大枚数採用しました。 

グズマ3

 勝ち筋を引き寄せるとても強いカードです。本当は4枚あったほうがウルネクやルガゾロに対して安心できるのですが、スペースの都合上3枚になりました。

・基本雷エネルギー12

 11枚と12枚しか試したことがありませんが11枚だと少し足りないと感じたので12枚にしました。13枚目はスペースがありません。どうでもいいですが光ってる雷エネルギーは集める気が起こりませんでした。

 

3.不採用カード

ゼラオラGX

 ウルネクに対しては2体目のピカゼクではなくゼラオラGXにエネルギーをつけて殴るのがいいらしいですが、2体目のピカゼクに加速してタッグボルトを狙う方が勝率が高いと考えており、いれかえカードも多くじんらいゾーンのメリットもないため不採用です。

マーシャドーGX

 ミラーで強く出れるカードではありますが、正直検討不足です。エレキパワー2枚+こだわりハチマキが溜まるまで殴るつもりはなく、ジラーチ型の方が揃いやすいと考えているためなくても大丈夫と判断しました。

・サンダー

 後攻からでも確実に殴れるえらいカードではありますが、ピカゼクでフルドライブを撃った方が強いので不採用です。というのは冗談でこれも検討不足です。フーパが流行るようなら入れなければならないと思います。

マーシャドー(リセットホール)

 対小マッシブーン最終兵器兼生きたペンキローラーと便利なカードですがなくてもなんとかなる上にスペースがありませんでした。

カプ・テテフGX

 確実にリーリエとグズマが撃てるのはかなり強いのですが、デデンネGXのところでも述べたようにサポート+必要パーツを集めるターンが多かったのでデデンネGXを優先しました。なるべくピカゼク以外のGXはベンチに置きたくないのでデデンネGX1枚だけで我慢です。

・電磁レーダー

 デデンネが1枚であるため採用するメリットがあまりないと思いました。マーシャドーをサーチできるミステリートレジャーの方が優先度が高いかもしれません。

・デンジ

 ジラーチ信者のため、欲しいカードはすべて願い星で揃うので不採用です。

・エリカのおもてなし、シロナ

 ドローサポートがリーリエ4枚だけというのはかなり不安があったので5枚目のドローサポートが欲しかったのですが、エリカは1ターン目に引いてもあまり嬉しくない上にベンチを広げないデッキもある、シロナはキープしたいカードもデッキに戻してしまうというデメリットがあるため採用を見送りました。悩んだ結果ダート自転車でリーリエのヒット率を上げることにしました。

 

4.当日のマッチング

リザードンラグラージメガニウム 後◯ 6-1

ピカゼク 先◯ 6-3

フェロマッシ 後◯ 6-1

ウルネク 後◯ 6-3

hand 先◯ 6-0

ウルネク 先◯ 4-0

フェロマッシ 先◯ 3-0

ウルネク 先×(配信) 3-6

本戦

ルガゾロルカリオキュウコン 後× 4-6

  hand以外は想定していたデッキとマッチングしましたが、フェロマッシを2回踏むとは思いませんでした(しかも6-0卓で)。hand戦はコケコ♢がサイド落ちしておらず、プルメリを1回も使われなかったためマッハボルト連打で乗り切りました。当初の予定通りやぶれかぶれで事故らせて勝ったのは6戦目と7戦目だけでそれ以外はちゃんとサイドを6枚取らされました。相手には申し訳ないですがトナメ上がりが確定するかどうかの大事な場面で楽に勝ててよかったです。 配信の反省はまた今度するかもしれません。

 本戦の1回目はかなり後悔していることがあって、こっちのサイドが残り5枚、相手のサイドが2枚で盤面はこの状況です。自分の手札はコケコGX、エレキパワー2枚と雷エネルギー、相手の手札は5枚です。

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 他の情報としてポケモン通信でアローラロコンがデッキに入っていることがわかっており、トラッシュにはルカリオGXとイワンコが1枚ずつあります。

 僕はエアロトレイルからエレキパワー2枚を使ってカプサンダーGXを撃ちました。このプレイはルカリオGXのはどうげきで負けの線を消しているいいプレイだと思いますか?後から考えるとこのプレイはタッグボルトGXで逆転の筋を消してしまっているため悪手です。ルガゾロにキュウコンルカリオが入って進化ラインがぐっちゃぐちゃになっているためどこかのラインが1-1になっていることを考えて、イワンコが2枚見えたことからルカリオラインが1-1で手札にタンカがないことを願うしかなかったと思います。ルガルガンを倒しながらピカゼクでフルドライブを撃って次のターンに6エネタッグボルトGXでサイドを3枚取り勝つしかなかったのに自分からその線を捨てたのはまだまだ甘かったです。ルガゾロはわざわざ握る理由がないと決めつけて後攻の練習をしなかった弊害でもあると思います。後悔終わり。

 

5.これからのピカゼク

 これからもピカゼクはトップメタの一角に居座り続けると思います。TAG TEAM GXが流行りすぎるとどこからフーパキュウコンが飛んでくるかわからないのでそれで詰まないようにするのが最低限やるべきことと考えています。次に流行るであろうレシラム&リザードンGXのHPが絶妙にピカゼクからの攻撃を耐えるように設定されていますが技を撃つスピードはこちらが早いはずなのでフルドライブ2回で1体、カプサンダーであと1体と倒せるはずなのでなんとかなりそうな気がします。最悪やぶれかぶれでお祈りしましょう。また格闘道場のせいでよくわからない闘ポケモンにマウントを取られるかもしれないのでサンダーは増やした方が良さそうですね。

 

6.最後に

 長文で読みにくい文章なのにここまで読んでくださってありがとうございました。僕はこの型のピカゼクが1番強いと思っています。感想や意見など@j_i_n_8823まで貰えると大変喜びます。質問なども受け付けているのでお気軽にどうぞ。